GWは、オンラインレッスンをいくつか受けました。
有料のものは、鈴木竜さん主催の以下のレッスンを受講。
・GAGA by 大手可奈 ×2回
・湯浅永麻セッション 「reconnect」 ×2回
ど田舎にいながらでも都心に住んでいる方々と同じレッスンを受けられる。
そんな時代になったことに、いたく感動しました。
今回は、湯浅永麻さんによるレッスンを紹介します。
一回のレッスン時間は1h15mでしたが、内訳は以下の通り。
・前半45m→ムーブメント
・後半30m→対話の時間
後半の対話の時間が、他レッスンとは異なる点であり、私が強く惹かれてレッスンを申し込んだ理由でもあります。著名なダンサーと腰を据えて話し合える機会って、一般的には、作品を作る目的があるときや、何日間か連日でレッスンがあるときの一幕でしか叶わないものだと思っていました。
無目的に話すって、なんとなく、参加しやすいです。
今回の対話の準備として、レッスン申込者には事前に宿題が課されました。それは、各回に設定されたテーマに対して、自分がどう考えるか、専用入力フォームに文字を入力して送信することです。
そして、そのテーマというのが、
・第1回目(2020/5/3)
Q1) 「境界」について
Q2) 湯浅永麻の作品への質問
・第2回目(2020/5/5)
Q1) 「home」について。ステイホームの今、それぞれの「home」とは?
・第3回目(2020/5/6)
Q1) 「お好きに」あなたが今思っていること、感じていること、聞きたいこと
私は上記レッスン全3回のうち、第1・2回目を受講しました。
次回のブログから、このとき話し合われた「境界」と「home」について、意見をまとめたり、掘り下げていこうと思います。(ブログ掲載許可頂いてあります)
「境界」と「home」は、それぞれ別回で話し合われたのですが、似通い、交差する点がいくつかあったため、行き来しながらまとめていきます。
(↑GW最終日、日本海の境界線)
今回は、湯浅さんについてご紹介します✰
湯浅さん、もともとはクラシック・バレエを専門的に極めた方なのです。
NDT以降のご活躍については以下の通りです。
「ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)に11年間所属した後、2015年末に独立し、ヨーロッパを拠点に国際的に活躍するダンサー、振付家の湯浅永麻。強靭さを秘めたしなやかな動き、脆さと狂気、幼女と聖女が同居する独特な存在感で注目され、マッツ・エック、サシャ・ヴァルツ、シディ・ラルビ・シェルカウィ等の名だたる振付家の作品に出演。日本では同じく元NDTダンサーの渡辺レイ、小㞍健太とともにOptoのメンバーとして活動。また、近年では彩の国さいたま芸術劇場の若手ダンサー育成プログラム「さいたまダンス・ラボラトリ」、ファッションデザイナー廣川玉枝などジャンルの違うアーティストとのコラボレーションで作品を創作し、振付家としても活動の場を広げている。」
(「アーティスト・インタビュー現代ダンスの国際的なダンスが培った湯浅永麻の新感覚」
https://performingarts.jp/J/art_interview/2001/1.htmlより引用)
こんなすごい方だったとは。
オンラインレッスンでお見受けした時は、とても気さくな方だという印象でした。
レッスン開始20分前は動作確認として、映像と音のやり取りをします。その時に、湯浅さんの映像には、「Welcome online session」と手書きで書かれたボード(スケッチブック?)が、赤いバラ🌹とともに映し出されていました。つまりは、湯浅さんの自宅(外国オランダ)で前もって準備して、カメラの前に置いてくれたものたちです。加えて、音楽は外国語のジャズのような音楽が流れていました。
私このような演出に弱く、「はじめまして」でしたが、すごくリラックス出来ました。
おしゃれの中に愛を感じます。
レッスン内容も、ダンス経験者でなくても参加できるものでした。
第1回目のレッスンで、動き始める前に、
「ジャッジしないこと」
と仰っていました。このスタートの言葉がかなり印象的。
そんな言葉で始まったムーブメントは、自分のネガティブな感情や、自分の部屋にある物たちをも肯定していく内容でした。
ときに涙が出ました。
それから対話の時間に入っていくのです。
下のリンクは、湯浅さんのHPです。
こちらのサイトでも、湯浅さんが今回の対話の内容をまとめています。
こちらにある言葉も咀嚼しながら、私も考えていこうと思います。