身体表現のじかん

ダンスは生と共に。

🔰有料オンラインでGAGA体験

ZOOMとPayPal(PayPayだと勘違いしてました)をダウンロードして、初めてのオンラインレッスンに挑みました!

受けたレッスンは、

GAGA by 大手可奈(5月2日午前11時〜45分間500円)

です。

ワンコインてすごいお手軽ですよね。

 

今はまだ受講前です。

実は私、GAGAというものの実態をあまり存じ上げてなく。

あえて、その無知のまま挑みます。

レディーじゃないGAGAいるんだ!という程度です。

部屋をきれいにして、さぁ初ReadyGAGA!

  ↓

 🕚45分

  ↓

 🕛受講後

とにかく暑い熱い!身体が、特に肩・背中が! 

いつの間にこんなに動いてたんだ?!ってくらい熱い。

でも動いた面積はほんの2〜3畳ほど。45分間。

 

講師の大手さんは、レッスン初めに、こんなことを仰っいました。

「レッスン中、こちらから指示を投げかけていきます。しかし、前に出された指示を全部行いながら、実行していってください」

つまり、タスクがどんどん重なっていくのですよ。

始めのタスクは、『肩甲骨の動き』。そして、どんどん身体の関節が分解されていくようなワークに進んでいきました。

「皮膚と空気がどのように触れているのか、感じてみて」等と、大手さんから投げかけられます。

そして、「鏡は見ないこと」も、レッスン前に指示を受けました。

実際にレッスンを受けてみると、確かに鏡で身体の状態を確かめる必要はありませんでした。

このように身体の声を聴く時間って、集中する余り、顔が無表情になります。

 

しかし、

大手さんは「笑って」と声をかけられました。

 

「楽しむこと」

「遊んでいるという感覚を忘れないで」

これがこのレッスン中で、印象的な言葉でした。

遊びを通して学習するということは、保育園や幼稚園で徹底されていることです。子どもに時代には、遊びと学びがセットです。

 

生まれて初めて身体と外界とが関わっている。今回のレッスンは、そんな過去を思い出させる時間だったと言ってもいいかもしれません。

 

ここでやっと、GAGAとはなんぞ?ということに簡単に触れたいと思います。

以下が端的にまとめられています。

イスラエルを拠点にするコンテンポラリーダンスカンパニー・バットシェバ舞踊団。世界各地で年間250公演に及ぶパフォーマンスを上演している。オハッド・ナハリンは1990年に同カンパニーの芸術監督に就任したダンサー・振付家。「GAGA」と呼ばれる動きのテクニックを考案し、公演やワークショップ、音楽家とのコラボレーションなど様々な活動を行なっている。」

(CINRA.NET『GAGA考案のオハッド・ナハリン率いるバットシェバ舞踊団 4都市で来日公演』(2017)https://www.cinra.net/news/20170722-batshevanaharin/ampより引用)

 

そう!GAGA自体は動きのテクニックを指します。人では無い!

 

このバットシェバ舞踊団については、

「振り付けは意表を突くうえ、性格の悪さが伝わってくる。(中略)いつのまにか「ダンス」を頭でっかちに考えていたことを痛感させられたカンパニーである。」

乗越たかおコンテンポラリー・ダンス徹底ガイドHYPER』より引用)

と、表現されています。

バットシェバ舞踊団の作品は、一部YouTubeで観ることができます。そこで観る限り、作品全体の緩急は、振付家の遊び心のようにも感じます。観客の頑なな脳みそをほぐすことで、柔軟な思考を取り戻させてくれてるような気がします。

 

まとめです。

今回のレッスンでは、

身体へのアプローチとして、以下の3つが考えられます。要素として多かった順から。

・解剖学的・演劇的・バレエ的

これらのアプローチによって身体の解放を目指す。自分の身体の可能性を探っていく、実験をしている気分になりましました

それは、真摯に身体と向き会える時間。動きのメソッドとして、単純に面白かったです。

また、ワンコインで、バットシェバ舞踊団の動きの秘密が少し体験でき、嬉しかったです。

 

✿オンラインレッスンについて✿

○個人的メリット

・講師と受講者が、別々のレッスン会場である(国も超えられる)

・記録として残せる(動画として録画する。もしくは、レッスンが終わったらすぐにメモできる環境である)

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・講師とテレビ電話してるような気持ちになり、なんとなく友達感覚になる。(他の受講者も。顔が正面で見られるからかも?)

・家という日常空間で踊っているから、レッスンが終わっても、日常空間で再現しやすい(レッスン場で行った特別なレッスン、とは違うものとして記憶される。今までレッスン場で感じてたような神聖な気持ちを、お家でも得ることができるのだという発見)

・近くにトイレがあるという安心感

 

○デメリット

・やはり広さ問題(狭くてもレッスンできるかどうかは、講師の力量に任される)

・レッスン後に講師への質問が出来ない(対面のときは、誰かが質問すると、みんなで答えを聞いたりしてた。レッスン中より、ゆるっとしていて、好きな時間でした)

・講師からのフィードバック量が減ってしまう(対面だと講師が受講者の間を通るなどして、各受講者を観察できる。それによって、具体的なアドバイスがもらえる)

 

といったところです。

明日もオンラインレッスン受けますぜ!